世界遺産の【春日大社】に参拝してきました。No.3


若宮15社めぐり 

「若宮神社」を中心に、人が一生の中で遭遇する様々な苦難からお守りくださる神々様がご鎮座されています。

 

御間型灯籠(おあいがたとうろう)

「御間型灯籠」は、御本殿(大宮)と若宮との間にある御間道(おあいみち)の左右に並ぶ燈籠のことで、檜で出来た立方体の火袋が特徴的です。


トップ画像:御間道

 

■若宮神社(わかみやじんじゃ)【重要文化財】

・十五社巡第一番納札社

・「若宮神社本殿」は、御本殿とほぼ同じ春日造です。また、「若宮神宮」の手前にある石畳を敷いた建物は「拝舎(はいのや)」といい、祭典の際、ここに神職が座ります。その背後にある横長の建物は、北(向かって右)より3間を「細殿(ほそどの)」、次の1間を「御廊」、南側6間を「神楽殿(かぐらでん)」といい、3つの建物が1棟に合わさっています。祭典の時は、この「神楽殿」で御巫による御神楽が奉納されます。また、「若宮神社」は神奈備山を背にしていることから「パワースポット」としてお参りさえる方も増えているそうです。
 

・御祭神:天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)様

・御神徳:知恵と生命の神様

・若宮神社本殿

 保延元年(1135)創建

・若宮神社拝舎 

 治承2年(1178)創建


No.2:若宮神社
No.3:神楽殿

 

■若宮大楠(わかみやのおおくす)

「若宮大楠」は、県下で、1、2位を争う巨樹のクスノキで、もとは3本の苗木が成長に伴ってひとつに合わさったものと伝えられており、神功皇后のお手植えという説もあります。また、記録によれば享年4年(1719)の大雪で幹の上部が折損したため低い樹形になったとされています。


No.4:若宮大楠
■八房藤(やつふさふじ)

「八房藤」は、樹齢五百年以上と考えられ、若宮神社本殿北側のナギの幹に巻き付いているフジで、古くから「八房藤」または「八ツ藤」と呼ばれています。この名の由来は、太いツルが八つに分かれているためとも、花が八重であるので八重藤から転じたものともされています。

 

若宮紅梅(わかみやのこうばい)

「若宮紅梅」は、天正9年(1581)大和長谷寺にある紀貫之の名紅梅「人はいさ」の穂木から接ぎ木した梅の木を、春日の篤信家米谷宗慶によって若宮社前に献木されたものと伝わっています。
 

「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ける 紀貫之」


一童社(いちどうしゃ)<三輪神社(みわじんじゃ)>

・十五社巡第二番納札社

・御祭神:少彦名命(すくなひこなのみこと)様

・御神徳:子供の成長をお守りくださる神様


No.5:一童社

 

兵主神社(ひょうすじんじゃ)

・十五社巡第三番納礼社

・御祭神:大己貴命(おおなむちのみこと)様

・御神徳:勇気をお授けくださる神様

 

南宮神社(なんぐうじんじゃ)

・十五社巡第四番納礼社

・御祭神:金山彦神(かなやまひこのかみ)様

・御神徳:財宝の神様

 

廣瀬神社(ひろせじんじゃ)

・十五社巡第五番納礼社

・御祭神:倉稲魂神(くらいなたまのかみ)様 <おいなり様>

・御神徳:衣食住の神様

 

懸橋社(かけはししゃ)<葛城神社(かつらぎじんじゃ)>

・十五社巡第六番納札社

・御祭神:一言主神(ひとことぬしのかみ)様

・御神徳:夢を叶えてくださる神様

 

三十八所神社(さんじゅうはっしょじんじゃ)

・十五社巡第七番納札社

・御祭神:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)様

             伊弉冊尊(いざなみのみこと)様

             神日本磐余彦命(かむやまといはれひこのみこと)様

・御神徳:開発開拓の神様


No.6:三十八所神社:

 

佐良気神社(さらけじんじゃ)

・十五社巡第八番納札社

・御祭神:蛭子神(ひるこのかみ)様 <えびす様>

・御神徳:福運の神様


No.7:佐良気神社

 

春日明神遙拝所(かすがみょうじんようはいしょ)

・十五社巡第九番納礼社

・鎌倉時代にこの9個の石(居石(すえいし))の所から明恵上人が春日大社本殿を遙拝されたそうです。

・御祭神:春日皇大神(かすがすめおおかみ)様

・御神徳:ひらめきの神様

 

宗像神社(むなかたじんじゃ)

・十五社巡第十番納札社

・御祭神:一杵島姫命(いちきしまひめのみこと)様 <天河弁才天様(てんかわべんざいてんさま)>

・御神徳:学問・芸能の神様


No.8:宗像神社

 

■紀伊神社(きいじんじゃ)

・十五社巡第十一番納札社

・御祭神:五十猛命(いたけるのみこと)様

               大屋津姫命(おおやつひめのみこと)様

             抓津姫命(つまつひめのみこと)様

・御神徳:新たな生気をいただく神様


No.9:紀伊神社

 

龍王珠石(りゅうおうじゅせき)

・「龍王珠」は、石御殿西側の石群で、善女竜王が尾玉を納めた所と伝えられます。

 

■伊勢神宮遙拝所(いせじんぐうようはいじょ)

・十五社巡第十二番納札社

・御祭神:天照巫皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)様 <内宮>

       豊受大御神(とようけのおおみかみ)様 <外宮>

・御神徳:天地の恵みに感謝する所。

 

元春日 枚岡神社遙拝所(もとかすが ひらおかじんじゃようはいしょ)

・十五社巡第十三番納札社

・御祭神:比売神(ひめがみ)様

・御神徳:延命長寿の神様

 

金龍神社(きんりゅうじんじゃ)

・十五社巡第十四番納札社

・御祭神:金龍大神様(きんりゅうおおかみ)様

・御神徳:開発発達の神様

               金運財運の神様


No.10:金龍神社

 

夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)

・十五社巡第十五番納礼社

・「夫婦大國社」は、ご夫婦の大國様をお祀りしている日本で唯一の御社です。また、后神の須勢理姫命様が、その手に「杓子」を持たれていることから、古くより絵馬の代わりに杓子を奉納する習慣があるそうです。近年は、縁結びのご神徳を載こうと、「ハート絵馬」が数多く納められています。

 

・御祭神:大國主命(おおくにぬしのみこと)様 <だいこく様>

            須勢理姫命(すせりひめのみこと)様

・御神徳:夫婦円満・家内安全の神様

             老後の守護


No.11:夫婦大國社
 

本宮神社遙拝所(ほんぐうじんようはいしょ)

・「本宮神社遙拝所」は、遙か先の御蓋山(みかさやま)の頂、浮雲の峰にお祀りされている本宮神社(ほんぐうじんじゃ)を拝むことができるところです。毎月1日には、この所からお供えを献じ、頂上の本宮神社を遙拝します。


・御祭神:武甕槌命(たけみかづちのみこと)様

               経津主命(ふつぬしのみこと)様

               天児屋根命(あめのこやねのみこと)様

 

護摩壇(ごまだん)

「護摩壇」は、弘法大師(空海上人)が護摩木(ごまぎ)を焚いてご祈願された所と伝えられています。


No.12:護摩壇

 

この他にも春日大社には摂社や末社を含め幾つか歴史的に貴重な建築物がありますのでご紹介したいと思いますが、続きは後日にさせていただきます。(参照:春日大社ウェブサイト・案内説明・パンフレット)


兵庫 リフォーム NEXST 片山でした。

 
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