スタッフブログ
2016/05/20 | 営業部
安心できる家の条件。熊本地震を見て思うこと
こんにちは。
勝美住宅西明石店 営業部 足立です。
GWを利用して熊本県益城町へ行って来ました。ボランティア活動も兼ねての熊本入りでしたが、GWという事もありボランティア団体はどこも熊本在住もしくは九州在住の方のみ受け付けている所ばかりで、行ってみたものの、お手伝いすることは叶わなかったので、現地の様子を見て回りました。
その中で、たまたま現地の建築家の方とご縁ができ、熊本県の住宅事情を聞き被害箇所を一緒に回って見てみることになりました。
建築家の方いわく熊本での災害は水害や台風を意識したものが多く、古い日本家屋であっても瓦は綺麗に修繕している家が多いが、大きな地震の経験も少ない為、住宅会社自体も今回の地震の被害に驚いているというものでした。
熊本県益城町は明石のような住宅密集地ではないのですが、被害を受けたエリアでは平屋や鉄骨の住宅ですら倒壊するものすごい状況でした。
大手ハウスメーカーで建築した家ですら、赤紙が貼られた危険宅地や危険家屋となっているものも多く、地震の力の凄まじさに怖れを覚えました。
もう一つ驚いたことは地震の被害にあっても笑顔を持って他県の私にきさくに声をかけてくれる暖かい住人の方々の存在でした。この状況にあっても笑顔で話してくださる人の強さ、逆境の中での人間の強さも教わりました。
全壊した家の前にテントを張り生活をしている住人の方が話されていた中で
「耐震基準を満たし家でも、大地震が来た時に 家族に襲い掛かる凶器になった」と言われていたことを忘れることはできません。
また、繰り返しの地震によって建物だけでなく、地盤ごと崩壊しているものも多くあり、そんな現状を目の当たりにすると、住宅とは建物だけでなく土地も一体として考える必要が大いにあると再認識させられました。
現在、勝美住宅の注文住宅では建物の強度を最新の耐震基準の中でも最高ランクまで引き上げ、繰り返しの地震の衝撃をやわらげる制震装置も取り付けております。また地盤についても全棟地盤調査を実施し必要な地盤改良工事を施しています。
全国でも地震に敏感な兵庫県。その中でも地域を引っ張る住宅会社としてしなければいけない事を再確認した。そんなGWでした。