長女の就学前には建てたいと思っていたのが最大の理由ですが、実は以前4人で暮らしていたマンションでの生活が大変だったこともあります。いつも娘たちには室内で物音を建てないよう、「静かに」と言うのが習慣でしたしね。福岡に住んでいた時、保育園に行くために車に乗り込む娘たちの声が駐車場で響いていると、管理会社から苦情の手紙がポストに投函されたことと、長女が小学校に上がる前に購入を考えました。今では、私たち夫婦は心からくつろぐことが出来、娘たちは存分に家中を走り回ったり、お気に入りの場所で絵本を読んだりしています。

私たちはこの地域の出身ではないので、土地勘がなく、インターネットでかなり調べました。それと同時に地元の工務店さんにも探してもらっていたのですが、「ココだ」という土地がなかなか見つからなかったですね。

駅や学校が近いという利便性重視派です。勝美さんがチラシやインターネットで紹介している土地を見て、「やっと見つかった」と思いました。勝美さんが地主さんに掛け合ってくれ、少し金額も安くなって助かりました。

家具や住宅にこだわりがある僕が仕切りました。設計士さんとの相性もよく、打ち合わせもスムーズでした。こちらが思い描く以上、もしくは想定していなかった提案をしてくれ、こだわりのある僕が納得できる、理想の住まいが完成しました。

利便性の良い土地ではありますが、1階部分のやや日当たりが悪いので、2階にリビングを持ってきて、壁面に大型スクリーンを設置しました。休日には家族そろって大スクリーンで映画館気分を楽しんでいます。白い壁も手伝って、室内は明るくて清潔感にあふれ、デンマーク製の家具が映えます。モノが多く集まるキッチンにはパントリーを設置して、皿やキッチン用品、食品などを一挙に収納。見た目にもスッキリしています。

階段の床材ですね。勝美さんは材料の持ち込みもOKという柔軟なメーカーさんだったので、大阪の資材会社まで何度も足を運んで、選び抜いたものを使いました。手すりはアイアンにし、踊り場から2階に通じる手すり支柱は縦格子にしてアクセントを持たせました。以前の賃貸マンションでは休日の度に外出していましたが、今では家でくつろぐ方が多くなりました。